今から40年以上も前のこと、ある研究者が一夜にして変わる紅葉を見てこんなことを思いました。
「この魔法のような変化をビーカーの中でも再現したい」。
こすると消える「フリクション」の物語が、幕を開けた瞬間です。
製品化までに費やした年月はなんと30年。数えきれないほどのトライ&エラーを繰り返し、
2005年、ついに「フリクションインキ」が誕生したのです。
温度変化で色が変わるメタモインキの開発に成功。特許を取得。
メタモインキを使った世界初の商品、紙コップ「魔法のコップ」発売。
※冷水を入れると花咲か爺さんが桜の花を咲かせます。
ロス五輪の入場チケット偽造防止のため、指先でこするだけで変色可能なメタモインキを印刷に採用。
温度の変化で色が変わる玩具「メルちゃんまほうのフライDEこんがり」を発売。
※鍋に冷水を入れ、温度の変化にエビフライがキツネ色になります。
メモリータイプのメタモインキを新開発。約15℃まで温度変化の幅をコントロールする技術の実用化に成功。用途が飛躍的に広がった。
メタモインキを使った筆記具の研究開発に本格的に着手。極微細な新顔料の開発に成功。
メタモインキを使った最初の筆記具、黒でかいた文字が青や赤に変わる「イリュージョン」を発売。
温度変化の幅を80度前後(-20℃~65℃)まで拡大することに成功。進化した筆記具用メタモインキ「フリクションインキ」が誕生する。
ヨーロッパでフリクションボールを先行発売し、爆発的なヒットを記録。
フリクションボールを日本で発売!
現在はボールペンやサインペンはもちろん、
蛍光ペンや色鉛筆に至るまで、さまざまなシーンに
フィットする「フリクション」を展開しています。
2019
おかげさまで「フリクション」シリーズは、世界累計販売本数30億本を突破!
※フリクション全シリーズ 当社出荷ベースによる(2019年12月末時点)
フリクションはさらなる技術⾰新を⽬指し、今も進化を続けています。